田母神論文問題

http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/784577/
産経新聞福島香織さんが田母神さんの処分について良い所を突いている。

現行憲法に反する発言、政府見解に反する発言を公にすれば、不必要な対外摩擦を引き起こし、国民の憲法および政府に対する不信感をさそい、組織の信用を貶めた、という意味で幕僚長の任に適切でない、という判断自体は常識的だが、
ものごとの判断は、常識という曖昧な規準より、めんどうくさくても原則に照らしあわせ、審理なり、選挙なり、法的なプロセスをふんでくだされるのがよりよいのではないか、と。

田母神・前空幕長の論文から思うこと: 石破茂(いしばしげる)ブログ
一方、石破茂氏は歴史認識防衛省改革案について面白い意見を書いている。

(特に民族派は)威勢のいいことばかり言っていても物事は前には進まない、現実を直視せよ、と。
一方で、(例えその意見が常識的に見て良くないものであっても)制服組はもっと世間の風にあたり、国民やマスコミと正面から向き合うべきだ、と。

説得力のある話だと思う。

あの喋り方は好きになれないし、彼の意見に全面賛成する訳ではないけれども、今の与党で防衛相の候補者を探すとしたら最も適任なのではないだろうか。(なので、今の内閣人事はどうかと思うが。)