OpenBSD Hackathon h2k9 Day9

今日はポルトガル最後の日、そして、言葉のほぼ通じない国で本当にひとりぼっちの日。
少し足を伸ばしてみようと、観光ガイドに乗ってたおすすめコース(シントラ周遊)を巡ってみる事に。

朝は寝過ごして8:45に起床。
ちょっと慌てて用意して、ホテルで朝食とって、スーツケースを預けてチェックアウト。

ワイン満載のスーツケースを閉めるのに一苦労する。

ロッソ駅に向かって、電車バス共通一日フリーパスのようなものを買う。
自動券売機でかえるかとおもって並んだらポルトガル語のみでキレそうになりながら窓口に並び直したり。

紙で出来てるチケットを貰って、これでどうやってこのIC専用にしか見えない自動改札を通るんだよ!とか思ってたら、皆車椅子のマークがついてる改札通ってて、そっちだよ、とおばちゃんに指差されたり。

電車は40分かっきりかかった。ずっと寝てた。

着いたら、結構寒くてどんよりした天気。
駅のinformation centerの人に地図ちょうだい?って英語で言ったらフランス語の地図貰った。FUCK.
市内循環バスで(モートン)城跡へ行けるとガイドブックに書いてあるので、バスに乗ってみる。
バスに乗ったら、英語の話せる人達が、地図の言語ちげえよって話をしてた。俺だけじゃないのかよ!
「私なんてイタリア語の貰っちゃったのよ〜はっはっは」
とか言ってる。おい。なんなんだ。ランダムに配ってんのか。

城跡に着いて、早速お散歩してみる。
万里の長城をちょっとだけ持ってきました的な感じ。
とても眺めが良かった。眺め良過ぎて、高所恐怖症な僕にはちょっと怖かったり。
昔はしっかりとした城が建ってたらしいが、攻め落とされて廃墟になったのだとか。

続いてPENA城へ。
こっちは、なんだろう。カラフルでおもちゃのみたい。中もこじんまりとしてる。
でも、一応豪華絢爛な品の数々が飾ってあったり。
所々チャイニーズスタイルとかアラブスタイルとか出てきて変な感じ。面白いという意味で。
奇妙な城のデザインは、当時の色々な国のスタイルをごちゃ混ぜにしたものであるかららしい。
やっぱり、すごいきわどいセンスなのね。そうじゃないかと思った。

シティーセンターへ降りてみる。
森の中の小さな観光地って感じ。
お菓子屋さんとか、ワイン屋さんとかのぞいてみる。
でも、お腹すいたのでガイドに乗ってる店へ入ってみた。

今食べて夕食食べれるかなー大丈夫かなーとおもいつつ。

弱気になって「半分で頼めないの?」って聞いたら「ダメ」って答えが。
いいよ、わかったよー(´・ω・`)
今日のおすすめの「ダックとご飯」というメニューを頼む。
弱気なので飲み物も一切断り、パンにも手を付けないで居たら、30分近く何も出て来なくて軽く後悔する。

ようやく出てきたのは、、なんだろう、リゾットというか煮込みご飯というか、その上に、ソーセージとオレンジ(!)が乗ってる。
とても美味しそう!
食べてみたら、やっぱり美味しかった。
この国のご飯料理、どれもすごく美味しくて、好物になりつつある。
日本食は嫌いだ、米なんてなくても暮らせるって言い張って生きてるけど、やっぱりDNAなのかなー。
まぁ、ご飯ものはスープご飯っぽい事が多くて、肉や魚を焼いてジャガイモを添えたような料理よりもヘルシーなんだよね。少しは軽いので、うんざりしないのも大きい。
※但し、この時食べた奴はあまりスープご飯っぽくはなかった。もっと水分飛ばしてある感じ。

水も飲まずにはむはむ食べてたら、お店のおっちゃんがニコニコと近づいてきてワインを出してくれた。
これどう?みたいに聞いてきたので、うん!ってうなずいて親指立てたらついでくれた。
やっぱ飲み物有った方が良いよね、わーい。胸焼けしかけてたのでうれしい。

しかし、これってもしかして、おごりって奴ちゃうか…?なんか、お金がなくてひもじい10代と勘違いされていないか?大丈夫か?

結局、会計の時にわざわざ「アレは俺のおごりだ!」って言ってきた。やっぱそうか(´・ω・`)
悪いなーと思ったので(しかも美味しかったので)、チップを多めに払っといた。

さてと。
午後は街の中心にある王宮の中を眺めてみる。
とても豪華ではあるが、、、、やはり目を見張るほどのものはないなぁ。
ぐるっと回り、出てきて地元のお菓子って奴を買ったり、ワイン屋で見付けたとてもかわいい小さなハイヒールのボトルに入ったサクランボ酒とか買ったりしてみる。これはプレゼントに良いね。

最後の目的地は、ユーラシア最西端の岬。
シントラからのバスに乗る。何だか随分酷い運転だった気がするけれど、またぐっすり寝てたらついてた。

岬には…大西洋があった!
おお!


…。

大西洋しかなかった。(´・ω・`)
15分かそこらはテンション続いたんだけど、あいにく次のバスが1:30後くらいにしかなく…。
うーん。暇やな。
ぶらぶらしてたけどどうにも時間をつぶせず、結局iPhoneで24とかみてた。

帰りのバスは、何故か途中で止まる。
何?と思ってふと右側をみると、10cm先くらいに壁が見える。

は?

と思って、前をみると、前からバスが。
後ろも前もつかえててクラクションならされてる。

ええと、どうみても一方通行の道幅なんですけど。本当にありがとうございました。

しかしこのバス、1時間ごとに走ってる定期便なんだよな…??

外まで降りていって幅確認したのか怒鳴りあいしてきたのか、奇跡的な運転スキルで10cmくらいの隙間を空けてバスとすれ違う。

が、それでは終わらない。結局車三台まとめてバックで戻ってもらったり、クラクションならしまくって何とか通ったりというのが果てしなく繰り返される。

…いったいどーなってんの。

よく見ると、まともな道の時の運転もすんげぇ荒っぽい。
周りの車吹き飛ばすの前提なんちゃうか?

そんなこんなで何とかシントラへ戻る。
辺りはすっかり日が落ちてしまった。

駅に入ると、丁度電車来てる。
うほーい!
周りの人達と皆で走る。
が、何か前の人達の様子がおかしい。
扉がしまってて、開けてー!ってなってる。
したら、そのまま出発した。

えっ

次20分後(´・ω・`)

いやがらせ…?

結局随分待ってようやく乗れた。
しょんぼりした。

リスボンでちょっとリッチな感じのお菓子屋さんでお土産買い足して、夕食へ。
そんなにお腹空いてないけど、この国の食事が気に入ったので折角だからもう一度食べてみようと思った。
昨日、yuo@達とウインドーの前まで行ってこの店おいしそうだね!ってよだれ垂らしたけれど値段が高めで敬遠した、という店へ迷わず直行。どうせ量食べないんだから大丈夫だよ。

メニューもほぼ迷う事なく、ご飯ものにする。鮭とエビのトマト雑炊とでも言えばいいのかな。そんな感じ。
ポルトガルの白ワインも頂く。

結局多いなーとは思ったけど、美味しいので全部食べ、ワインもハーフボトル全部飲み干してしまった。

ホテルへ戻ってスーツケースを受け取り、タクシーを呼んで空港へ向かう。
タクシーのおっちゃん、英語通じないけどいい人だった。
空港は…やはり何もない。バーすら見当たらない。どうやって時間潰せば良いんだここ。
パソコンを使おうにも電源すらない。
難易度たけぇ…。

ようやく業務用と思われる電源を発見し、パソコンを繋ぎ、WiFiの5時間利用を契約してネットサーフ。

頑張って4時くらいまで暇つぶしするが、寒くなってカフェでコーヒーを飲む。
が、限界がきてそこでしばらく寝る。

朝になってようやくチェックインするが、バッグが重過ぎて追加料金払うか手荷物にしてくれと言われる。
しょんぼりしながら手荷物を増やす(´・ω・`)

7時半頃に搭乗、8時過ぎに出発。