GSoC

学生諸君、Google Summer of Code 2013に参加して50万円貰ってオープンソースソフトウェアのコミッターになろう

ということで、今年もいよいよ始まりますねGoogle Summer of Code。 Google Summer of Codeってなに Google Summer of Code (GSoC) は2005年の5月から8月に初めて開催され、その後毎年行われているイベントで、Googleが指定したフリーソフトウェアやオープン…

GSoC 2012 week8: doscmdというDOSエミュレータをBIOSエミュレーションライブラリに仕立て上げる

DOSアプリを動かすためのエミュレータという事で当然BIOSエミュレーションも入っているので、これをアプリケーションの形からばらしてライブラリに作り変えてる。 DOS関連の機能は要らないから削ったり。 まずは、int13h(ディスクアクセス)をエミュレーシ…

GSoC 2012 week7:この辺りのBIOSコールを実装した

int=10h Screen ah=0eh Write Character in TTY Mode int=13h Disk ah=00h Reset Disk Drives ah=02h Read Sectors ah=08h Get Drive Parameters ah=41h Extended Disk Drive (EDD) Installation Check ah=42h Extended Read Sectors int 16h Keyboard ah=00…

何故かホストが凍るようになった

ちょっとINT 13h AH=02h(Disk Read)のリクエストをダンプして眺めてみたいって思って、こんなStubを作って試してみたら… static int int13_handler(struct vmctx *ctx, int vcpu, int intno) { uint64_t rax, rbx, rcx, rdx, es_base, rflags; uint32_t es_l…

INT 10h AH=0Eh(VGAへの文字出力)のエミュレーション

まずはコンソール出力が無いと始まらないので、INT 10hから手を付ける事にした。 と言っても、結構色々な機能があるので、まずはFreeBSDのMBRで使われているAH=0Ehだけサポートしてみる。fbsdrun.c vmexit_hypercall(struct vmctx *ctx, struct vm_exit *vme…

VMCALLからの復帰

こんなコードをusr.sbin/bhyve/fbsdrun.cへ足してみる: @@ -463,9 +463,10 @@ intr = (rip - 0x400) / 0x4; printf("intr=%"PRIu64"\n", intr); - return (VMEXIT_ABORT); - - return (VMEXIT_RESTART); + if (intr == 0x14) + return (VMEXIT_ABORT); + el…

GSoC 2012 week6:INT命令をハンドルしてみる

まずブートセクタをゲスト空間に読み込めるようにする。bhyvebiosload.c disk_fd = open(disk_image, O_RDONLY); if (read(disk_fd, &membase[0x7c00], 512) != 512) { perror("read "); return (1); } これに合わせて、ゲストのRIPは0x7c00から開始するよう…

GSoC 2012 week4&5:week3のバグを直して擬似BIOS動くようにした

これが動いていなかったので、直した。IntelのマニュアルのVol3・section 9.1.1 "Processor State After Reset"とsection 26.3 ”CHECKING AND LOADING GUEST STATE”を読みながら、VMCSの初期値のつじつま合わせを。 int vm_setup_bios_registers(struct vmct…

GSoC 2012 week3:疑似BIOSの雛形を実行してみる

これをゲスト環境で実行する為に、疑似BIOSをロードして、CPUをリアルモードで初期化し、unrestricted guest modeを有効にしてゲストを開始する一連の実装を行ってみる。 bhyvebiosloadコマンドを作る bhyveloadコマンドをforkしてbhyvebiosloadコマンドを作…

GSoC 2012 week2:擬似BIOSの雛形を作る

PC起動時のCPUの開始アドレスはいくつかな、と思ったのだがthe processor to always begin executing code at address "FFFF:0000"とか書いてあるので、リニアアドレスで言うと0xFFFF0からスタートするようだ。擬似BIOSを作るには、まずここにリアルモードで…

GSoC 2012 week1:VMCALL命令をtrapする

まぁVM床抜きについては以前にもその手の専門家なgo_vmが詳しく解説されているので、私が色々説明するまでも無いと思う(←説明放棄)。ってな訳でまぁコード書いてみましょう。 ゲストカーネル --- /usr/src-bhyve/sys/amd64/amd64/locore.S 2012-01-03 12:2…

今年もGoogle Summer of Codeに採択されました

今のところ百発百中だし楽勝ですねえー、一応説明すると、BHyVeにBIOS Emulationを実装するというproposalを書いてGoogle Summer of Codeに採択されたので、まぁぼちぼちやります。アイディア的にはこんな感じで。何でx86のそんなレガシーコードを今更?と言…

Google Summer of Code 2011

FreeBSDプロジェクトでGSoCにApplyしたら採択してもらえました。 Proposalはこちら: http://www.google-melange.com/gsoc/proposal/review/google/gsoc2011/syuu1228/1内容としては、最近調べて回ってるネットワークIO周りの延長線上で、tcpdumpやらwiresha…