第三回 カーネル/VM探検隊を開催しました
2010/2/23にIIJさんの会議室をお借りして、第三回 カーネル/VM探検隊を開催しました。
yasuokaさん npppd and pipex
先日OpenBSDへコミットされたIIJ製ppp実装 nppd/pipexの仕組みの解説。
特に、GREを使う場合にカーネル側で処理をして高速化しつつパケットの辻褄を合わせる工夫について。
…という前提が伝わってない人が若干いたような気がしましたが、大変面白かったです。
@go_vmさん 軽快なPlan9
Plan9+KVMでの床ブチ抜きハックについて、先日GREEさんで行われたPlan9勉強会での発表の焼き直し版。
…だと思ってたら、One more thingががが
VMRPC, Socket OutsourceingとかSoftlab用語が飛び交う怒涛の展開に( ゚д゚)
ベンチマーク結果→圧倒的だな我が軍は。
ていうかそれ卒研発表じゃねーか!とSoftlab歓喜。
質疑応答で、更にFilesystem Outsourcing, Timer Outsourcingの実装が行われている事が判明。Softlabパネぇ
id:rti7743さん sexyhook
関数・API・クラスメソッドの動的フックライブラリのお話。
お話以前に、プレゼンツールのアニメーションが楽しい事になっていて目を奪われる。
all your functions are belong to us.
@yojiroさん OPENBSD MEETS "YUREX"
まさかの明和電機 VS OpenBSD。
目指せ4.8へのマージ、目指せ明和電機公認OS化。
この後、探検隊の面々はこぞってAmazonでYUREXをポチるのだった(私も買ってしまった…。
「最低でも2台は無いといけません。出来れば3台。」
「デバイスを買って来て対応していなかったらデバドラを書くのがお作法です。」
@xylnaoさん UNIX/32v on SIMH
懇談会設営で最初の部分をちょっと見逃す(T_T
VAXエミュレータで太古のUNIXを動かしてみるお話。
しかし、色々と実機と違う部分があり、その辺りを一つづつ丹念に調べて直して行くお話。
まとめでまさかのGlendaさん登場。今回は結局全ての話がPlan9へ繋がるらしい。
次回はマイクロコードの解析のお話をされるようで、かなり期待が膨らむ。
@oza_x86さん dynticks について適当にまとめる
Linuxのdynticksのお話。
質疑応答から話が膨らんで、@oza_x86「BSDではやらないんですかね?」@yojiro「OK!カナダ(OpenBSD General Hackathon)へご招待!」
これは期待。
id:isoparametricさん 12分くらいで知る LuaVM
LuaVMの実装に関するお話。Lua言語の話は出てきません(えっ
レジスタはメモリ上に保存してるけど、レジスタマシンです(えっ
ほろ酔い気分になった@takeokaさんがアツいツッコミを入れて、議論はヒートアップ。
ちょ、言語畑の話し過ぎて途中から付いてくのがやっとな感じに。
@n_kaneさん Sheevaplugってなあに
Sheevaplug/Plan9 Hackathonに向けての準備として、@oracchaさんからの情報を元に@n_kaneさんがPlug9を構築、その場でデモしてくれた。
まだスタンドアロンでブート出来ない模様。
これからに期待。
g:kurofukuさん C++でOSを作ってみた
「カーネルってC言語で書かなければいけないんですか?C++では駄目なのですか?」という壮大な釣り
見事に釣られたオジサン達がアツく語り始める。
@takeoka「ファイルシステムにとらわれず自由な発想で若者はOSを作るべきだ」
まとめ
主催なのに何もしてなくてすいません。一参加者として超楽しみました。ありがとうございました。