東京都檜原村でハッカソン

温泉ハッカソン Advent Calendar 2016 10日目の記事です。

前回のおさらい

カーネルVM探検隊の参加者を中心としたメンバー(不定)で山奥に集まりみんなでわいわいやりながら好きな作業をするイベント「カーネルVMキャンプ」を不定期で年に数回開催しています。

前回の記事前回の記事では最新の回が開催された山梨県小菅村を紹介しましたが、今回はかつて当ダイアリーでも紹介した(東京都檜原村潜入記録)東京都檜原村で行われたカーネルVMキャンプの話を書きます。

なお、ハッカソン以外の一般的な檜原村情報については東京都檜原村潜入記録の記事を一部再加工して利用しました。

檜原村

八王子の西、サマーランドを経由して武蔵五日市駅から秋川渓谷に入り更にずっと山道を登っていった所にある小さな山村で、島嶼部を除いた東京都の本州における唯一の村。或いは東京のチベット
檜原村とは)

東京の一番奥として良く話題に上がる奥多摩駅奥多摩湖の辺り(奥多摩町)からは南側に位置している。

村内の約60%の地域が秩父多摩甲斐国立公園の指定地域で、村内に鉄道駅はなく、最寄り駅は武蔵五日市駅で場所によっては駅からバスで65分かかるというようなところ。

東京都心から見るととてつもない辺鄙な所のように思えるが、前回紹介したお隣の山梨県小菅村と比べれば面積も人口も二倍を超えており、ちょっとした観光スポットや宿泊施設等もこちらの方が豊富でいろいろ見て回ったりできる。

私が"都内"で最も気に入っている場所の一つ。






カーネルVMキャンプと檜原村

檜原村は初めてのカーネルVMキャンプ(カーネル/VMキャンプ#1)が開催された場所であり、また同じ場所で複数回のカーネルVMキャンプ(カーネル/VMキャンプ#1カーネル/VMキャンプ#3)が開催された唯一の場所でもあるので大変思い出深い場所。というか発祥の地みたいなものか。

ハッカソン会場

#1、#3共に東京ひのはら村ゲストハウスへんぼり堂を利用させていただきました。
公式サイトの説明
「東京都本土唯一の村「檜原村」に初めて出来た
イベントスペース併設のゲストハウスです。」
と書かれている通り、再生古民家を利用したゲストハウス兼イベントスペースのようなところです。

宿泊料金は素泊まり一泊 3000円、貸し切り一泊30000円なので人数を集めて貸し切りった(※#3のときは他のお客さんの予約が既に存在していて貸し切り失敗)。

一階に広い居間がありイベントスペースとして利用できるようになっていたため、ここをハックスペースとして利用させていただいた。
ネットワークはNTTフレッツ光回線と思われるものが導入されておりNTTレンタルルータ兼WiFi APのLAN側ポートを直接使うことが出来たためこれを利用してLANを構築した(※#3のときは貸し切りではなかったので有線LANは構築しなかった)。
食事は提供されない施設ですが調理器具、調味料はお借りできたので朝夕は自炊で対応(人数が多く大量に食う人々が居たのでこれが異常に大変で、キャンプ中に私がしていたことは8割くらい調理だったような気がしている)。
寝室はゲストハウスでよくあるような複数の二段ベッドが設置されているような部屋(せっかく寝室があるのに実際にはハックスペースで夜明けまでハックしながらそのまま息絶える人が結構多かった)

会場から5分未満の距離に川へ降りれる道があり、ハック作業に行き詰まったらいつでも自然を満喫できる。






温泉

数馬の湯

近代的な建物の日帰り温泉施設。
定休日の月曜以外はいつでもやってるようなので、確実に開いてる場所を探すならここ。

露天風呂あり、アルカリ性単純温泉らしい。

蛇の湯温泉 たから荘



数馬の湯から車ですぐ。
築500年の合掌造りのすごい建物の温泉旅館(日帰り入浴可)。
露天風呂なし、源泉温度10度の鉱泉らしい(数馬の湯とは別の源泉)。
旅館は他にも何軒もあるが温泉があるのはここだけ。

昼飯スポット

数馬の湯

数馬の湯では温泉だけではなくて食事をすることもできる。
まいたけがウリらしい。
お食事メニュー

事前予約をすればBBQを近所の河原でやらせてもらえるようになっているので、#3では昼ごはんにBBQをやった日があった。
数馬の湯のスタッフと私との意思疎通があまりうまく行っておらず、炭を持ち込む事が期待されていたようだったが持っていなかったので薪で火を起こすことになり、キャンプ参加者の中にプロが居たため事なきを得たが中々大変だった。

三頭山荘





たから荘から車で数分。
こちらも築400年の合掌造りの古民家を使っている旅館と言っているが、屋根は瓦に変更してしまっている模様。
こちらは定休日が明記されているので急に行く場合も安心そうだ。

お食事は山菜小皿料理や川魚の定食、すいとんなど、結構いろいろな選択肢があって、とても豪華。

本館2Fは資料館という名のガラクタ置き場になっており、とても古いものが沢山あった。
3Fまであったけど、昔はこの上の方の階は養蚕に使っていたようだ。

普段から食事が出てくるのが若干のんきだとは思っていたが、一度結構な人数で行ってしまったのが悪かったのか、何かその日は問題があったのか、半永久に出てこない事があってとても困った。

おさんぽ

都民の森をお散歩したり、都民の森前の坂をロードバイクで登る人がいたり、武蔵五日市駅からへんぼり堂までロードバイクで来た人などが居た。
今回は詳細は割愛

アクセス

新宿から武蔵五日市まで電車で一時間、そこから「数馬行き」のバスに乗り西川橋バス停で下車(50分)。
へんぼり堂のサイトに詳しく書いてある

前回の記事の小菅村よりバスの本数が多いがそれでも村内を複数個所移動するようなことをするには少ないので、周遊したいときは車かバイクかロードバイクの方がよいと思われる。

ハッカソンの成果

十数人前の食事を毎日作る能力を磨くことが出来た